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葬儀のための互助会とは


自分が万が一死亡した場合に、残されたご家族に迷惑をかけたくない・・と、心配される方も少なくありません。
特に日本の葬儀は費用がかかるということもわかっていますから、費用的な面でも面倒だけでもかけないように対処しておきたいと思う方は少なくないはずです。

皆さんは互助会というシステムをご存知でしょうか。
もし万が一自分が急死してしまった場合でも、生前に毎月積立金を互助会に支払っておくことで、万が一の場合に積立金を利用できるというシステムです。
積み立てておく金額は、一般的に1000円くらいから5000円くらいです。
冠婚葬祭互助会というのが正式名称で、結婚式や葬儀などに利用できます。

この互助会ができたのは戦後まもなく、まだ日本の所得水準が著しく低く物資の乏しい時代でした。
現在も冠婚葬祭には費用がかかりますが、当時、貧しかった日本において、冠婚葬祭に大きな金額をかけるということはなかなか難しかったのです。
そのため、積立金を行ってお互いに助け合いを行いましょうということで始まったシステムです。

こんなにいいシステムがあるのならもっと認知度がアップしてもいいはずだし、もっと利用者が多くてもいいんじゃないか?と思いますが、互助会に関しては賛否両論です。
互助会会員向けの葬儀となるとパッケージとなっている葬儀が多く、自分が望む形の葬儀ができないということも多いようです。
また、昨今はこの不況の影響を色濃く受けて倒産する互助会も出てくるなど、メリットばかりではないということも知っておくべきです。

ただ倒産といっても、互助会の場合は他の互助会で葬儀を行うことができる役務保証機構制度というものがあり、倒産によって掛け金については半分しか戻ってきませんが、葬儀についてまったく互助会が役に立たないということはありません。
保証制度得を利用して、大幅な損をすることを無くすこともできます。

互助会をうまく利用すれば、メリットとなる面も多数あります。
互助会保有の会館には設備が整ったところが多く、設備の整ったところで納得がいく葬儀をあげたいと思うご遺族などには喜ばれています。
また、互助会に加入する相談の際に、家族が亡くなったときにどういう対応をとればいいのか?などを相談するよい機会となるでしょう。